関東支部論集


日本フランス語フランス文学会関東支部論集はこちらからご覧いただけます。

関東支部(Kanto)

2006年12月20日 15時21分 [関東支部]

関東支部論集第15号

論集

特別講演
Demain est écritBAYARD, Pierre 1
研究発表
ソチにおける風刺、詩作技法と作品伝承 ― 『「悪巧み」で裏打ちされた服を纏った阿呆達のソチ』を例に黒岩卓 21
ディドロにおける中国 ― 『百科全書』項目「中国人(の哲学)」を中心に大橋完太郎 35
シャトーブリアンの旅行記述における詩的エクリチュール野澤督 51
流動する時空 ― フロベール『聖ジュリヤン伝』についての考察橋本由紀子 67
La critique de la Bible ― Les traces de Patrice Larroque dans Bouvard et PécuchetNAKAJIMA, Taro83
ボードレールと宿命論的歴史観 ― 19世紀フランス歴史哲学との関連において伊藤綾 97
漂泊者の描く風景 ― 『歌詞のない恋歌』と「印象」の詩法倉方健作109
Le «Je» dans «Fleurs» de RimbaudARAHATA, Akeno 123
ランボーの自己造形 ― 美しき身体をめぐって塚島真実 135
アナトール・フランスの「リケ」と「キャリバン」についての考察六川裕子151
プルーストにおける鐘のイメージ鈴木隆 167
劇場化する家庭 ― 『失われた時を求めて』におけるフランソワーズの役割福田桃子 183
アンドレ・ブルトンの二十年代の絵画論における「オブジェ」の問題長谷川晶子195
変成する属性 ― アンドレ・ブルトンにおける白テン前之園望 211
自伝と埋葬 ― ミシェル・レリス『フルビ』をめぐって大原宣久 225
ミシェル・レリスにおける生成する構成 ― 日付を打たれた断章から谷口亜沙子 239
サルトル『猶予』と交通のテクノロジー戦間期・占領期・解放期のフランス竹内康史255
誰でもない者たちの公共性 ― モーリス・ブランショにおける「日常」について門間広明 271
マルグリット・デュラスインディアン・ソング』における「記憶」と「忘却」について関未玲 285
ロラン・バルトの時間意識における「老年滝沢明子 299
研究発表要旨 4編
311

2006年12月11日 15時24分 [関東支部]

ニュース124号

お知らせ

 2007年3月17日に筑波大学で開催する、関東支部大会の準備作業に入っており、現在、研究発表の受付中である(11月末日締め切り)。特別講演は、Claude Coste氏(グルノーブル第3大学)の予定。また『関東支部論集』第15号を鋭意編集中で、年内には完成の予定である。収録論文は20本、それにPierre Bayard氏の特別講演。(支部長 宮下志朗

2006年7月10日 15時25分 [関東支部]

ニュース123号

お知らせ

1)2004年度関東支部大会(東京大学駒場)での研究発表をもとに、『関東支部論集』第14号を刊行した。論文20本、レジュメ4本、INALCOのアンヌ・バイヤール=坂井氏の特別講演を収録。

2)2005年度関東支部大会を、2006年3月18日に千葉大学で開催。研究発表27本、パリ第8大学のピエール・バイヤール氏の特別講演と、充実した1日で、参加者が約130人、懇親会出席者が約60人と、支部大会の活性化は順調に進んでいる。

3)2006年度の支部代表幹事には、高橋信良氏(千葉大学)を選出したほか、新たな支部役員を選任した。支部規約の一部改正をおこなった。

4)2006年度関東支部大会は、2007年3月17日、筑波大学にて開催の予定。大会実行委員長は川那部保明氏、開催校代表幹事は増尾弘美氏。

5)学会奨励賞への応募があり、査読と推薦をおこなった。(支部長 宮下志朗

2006年3月18日 15時28分 [関東支部]

2005年度関東支部大会(千葉大学)

大会

日時 2006年3月18日(土)10:30-17:45

会場 千葉大学文学部 文学部・法経学部棟

   千葉市稲毛区弥生町1-33

受付 10:00-16:00

大会費 1,000縁

懇親会場 けやき会館1F コルザ

懇親会費 6,000円(学生3,000円)


2005年11月20日 15時31分 [関東支部]

ニュース121号

お知らせ

 2005年度の関東支部大会は、2006年3月18日(土曜日)に千葉大学文学部で開催される。大会実行委員長は西村靖敬氏、開催校代表支部幹事は高橋信良氏である。現在、研究発表の受付をおこなっている(締め切りは11月30日)。

 また『関東支部論集』第14号を鋭意編集中であり、印刷所に渡す段階を迎えている。収録論文数は20本の予定。(支部長 宮下志朗

2005年7月10日 15時33分 [関東支部]

ニュース120号

お知らせ
2003年度関東支部大会(2004年3月20日カリタス女子短期大学)での研究発表に基づく論文17本とレジュメ7本、それに大賀正喜氏の特別講演「和文仏訳の頭の中」を収録した『関東支部論集』第13号(265p.)が、昨年12月に刊行された。

 2004年度関東支部大会が、さる3月21日(春分の日)、東京大学駒場キャンパスで開催され、27の研究発表とアンヌ・バイヤール=坂井氏による特別講演« Lire ou traduire, faut-il choisir ? » が行なわれた。参加者は150人を超え、部屋によっては立ち見も出た。総会では、本会編集委員会から提案されていた学会誌編集方式の変更案をめぐって、限られた時間のなかで意見が交わされた。2005年‐2006年度の新支部長に宮下志朗氏が、2005年度の支部代表幹事には鈴木啓二氏が選出され、新支部役員も選任された。終了後、キャンパス内のレストランで懇親会が開かれ、こちらも参加者90人以上の盛会となった。

 2005年度支部大会は、千葉大学文学部で、西村靖敬氏を大会実行委員長とし、高橋信良氏を開催校代表支部幹事として、2006年3月18日(土)に開催される予定である。(前支部長 中地義和)

2005年3月21日 15時34分 [関東支部]

2004年度関東支部大会(東京大学・駒場)

大会

日時 2005年3月21日(月・祝)10:00-18:15

会場 東京大学教養学部・総合文化研究科

   数理科学研究科棟

   目黒区駒場3-8-1

受付 9:30-16:00

大会費 1,000縁

懇親会場 駒場ファカルティハウス1F レストラン《ルヴェ ソン ヴェール》(Lever son verre)

懇親会費 7,000円



プログラム

10:00-10:15 開会式(大講義室)

司会 宮下志朗東京大学

支部長挨拶 中地義和(東京大学

主催校挨拶 鈴木啓二東京大学

10:30-12:30 分科会 午前の部


第1分科会 中世・16・17・18世紀 126教室

司会 篠田勝英(白百合女子大学

1.「死」を手なずける―中世の二つの『死の詩』における「私」

大西崇生(東京大学大学院博士課程)

2.ラブレーのBriefve Declarationに関する一考察

浅野信二(上智大学大学院博士課程)

司会 井田尚(青山学院大学

3.デカルトと意識する情念―「外的表徴」とactioによる説得

久保田静香(日本学術振興会特別研究員)

4.「自然に帰るな」:ルソーにおける「反-自然人」としての英雄

井上のぞみ東京大学大学院博士課程)


第2分科会 19世紀(1) 122教室

司会 澤田肇(上智大学

1.ゾラの小説における「老人」の眼差し

寺嶋美雪(東京大学大学院博士課程)

2.ゾラ『死せる女の願い』における心理ドラマ

田中琢三(東京大学大学院博士課程退学)

3.ヴィクトル・ユゴーにおける廃墟の表象

数森寛子(東京大学大学院博士課程)

4.バルザック、7月王政下のコント作家

谷本道昭(東京大学大学院博士課程)


第3分科会 20世紀(1) 123教室

司会 塚原史早稲田大学

1.ルネ・シャール『イプノスの綴り』における連続と非連続

神房美砂(昭和音楽大学非常勤講師

2.エメ・セゼール戯曲『あるテンペスト』、シェイクスピア演劇の新大陸的問題系への翻案の意味

尾崎文太(一橋大学大学院博士課程)

3.ジャック・プレヴェールとスペイン戦争―la Crosse en l'airをめぐって

右崎有希(上智大学大学院博士課程)

4.夢の物質化―アンドレ・ブルトンの「夢-オブジェ」

前之園望(東京大学大学院博士課程)


第4分科会 19世紀(2) 117教室

司会 菅谷憲興(立教大学

1.フロベール『ブヴァールとペキュシェ』におけるエクリチュールと科学―地球の歴史をいかに語るか

荒原由紀子(日本学術振興会特別研究員)

2.自由間接話法概念とフロベール

笠間直穂子(東京大学大学院博士課程)

3.フロベール『聖アントワーヌの誘惑』分析

林健太郎東京大学大学院博士課程)

4.シャルル・トリアルフのアリアドネの糸―シャルル・ラッサイー『トリアルフの術策』におけるパロディ

土屋和之(上智大学大学院博士課程)


14:00-16:00 分科会 午後の部


第5分科会 19世紀(3) 117教室

司会 兼子正勝(電気通信大学

1.ルコント・ド・リール「カイン」における太陽=眼の形象と非個人性について

荒畑明野(東京大学大学院博士課程)

2.〈不在〉について―ランボー「若夫婦」を読む

小笠原暢雄(早稲田大学大学院博士課程)

3.マラルメと『鍛冶屋』―ワーグナーから〈音楽〉を奪回するために

松村悠子(早稲田大学大学院博士課程)

4.マラルメの散文におけるドイツ語的構文について

原山重信(東京大学大学院博士課程)


第6分科会 20世紀(2) 122教室

司会 酒井三喜(白百合女子大学

1.プルースト自動車旅行の美学

坂本浩也(東京大学大学院博士課程)

2.プルーストにおける画家の位置―マネとモローの間で

荒原邦博(日本学術振興会特別研究員)

3.マルセル・プルースト失われた時を求めて』における身振り

浅間哲平(東京大学大学院博士課程)


第7分科会 20世紀(3) 123教室

司会 岩野卓司(明治大学

1.「マラルメ神話」とは何か―ブランショヴァレリーマラルメ解釈をめぐって

2.共犯者の友愛 相互性なき友愛―ジョルジュ・バタイユモーリス・ブランショの交流から

西山雄二(一橋大学大学院博士課程)

司会 石川美子(明治学院大学

3.バルトにおける写真とエクリチュール

滝沢明子(東京大学大学院博士課程)

4.マルグリット・デュラスエクリチュールと映画

岡本澄子(東京大学大学院博士課程)


16:15-17:15 特別講演 大講義室

" Lire ou traduire, faut-il choisir?"

anne Bayard-Sakai(INALCO)

17:30-18:15 総会 大講義室

議長:森田秀二(山梨大学)

18:30-20:30 懇親会 

主催校挨拶 木畑洋一(総合文化研究科長・教養学部長)

2005年3月1日 15時35分 [関東支部]

関東支部論集第13号

論集

特別講演
和文仏訳の頭の中大賀正喜 1
研究発表
『トレプレル集』収録ソチにおける言説の階層化と詩作技巧 ― 導入部を例にとって黒岩卓 7
クロード・ヌリと『パンタグリュエル』佐藤正樹 19
ボードレールにおける室内鈴木雄志31
ボードレール「七人の老人」における三つのアレゴリー畠山達47
フロベール『純な心』における感覚と空間橋本由紀子 59
ロートレアモン『マルドロールの歌』における眠り ― 「第二の歌」および「第五の歌」の対照性をめぐって西川葉澄 73
濫喩と命名 -- ランボー『イリュミナシオン』試論谷口清彦 87
プルーストにおける《croyance》鈴木隆美 99
ブレーズ・サンドラールの『パリ郊外』について昼間賢111
アンリ・ボスコ『猪』における風景の変容 ― リュブロン山の呼び声を聴くために小暮豊125
アンドレ・ブルトンの詩的小世界前之園望141
ミシェル・レリス「思い違い」についての考察 ― Le soldat vient de tomber谷口亜沙子157
ポーランからサルトルへ ― 『タルブの花』と『文学とはなにか』における編集者としての展望竹内康史173
音楽のしるしのもとに ― ジュリアン・グラックとリヒャルト・ワーグナー三ッ堀広一郎189
書かれた声 ― マルグリット・デュラスの小説における会話武田はるか205
クレオールのアレゴリー、自己翻訳、名づけの拒否 ― シモーヌ・シュワルツ=バルト『奇跡のテリュメに雨と風大辻都221
主語空所の概念によるフランス語のquiの統一的分析酒井智宏237
研究発表要旨 7編
251

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